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文殊山登山
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「文殊山」(もんじゅさん)
文殊山は標高365mの比較的低い美しい山で越前五山(東の白山、南の日野山、西の越智山、北東の吉野ケ岳、中央に文殊山)に数えられている。特に西からの眺めは「角原(つのはら)富士」とも呼ばれている。毎年4月25日には文殊菩薩の知恵を授かろうと周辺の村々で春祭りが行われている。
山頂まで遊歩道が整備されており、多くの登山者に親しまれている。養老元(717)年に泰澄大師が開いたと伝えられる。

大文殊(おおもんじゅ)
本堂には泰澄大師が文殊菩薩の聖地大唐・五台山の峰を移し、安置されたという文殊菩薩が祀られている。山頂には陰陽五行説の玄武や白虎を模する岩や石があり、約4300年前の縄文時代中期の縄文土器片や奈良・平安時代の須恵器片が多数見つかり太古からの複合遺跡である。展望台下の福井・角原コース尾根には古代の廃寺跡が最近確認されました。また、大文殊を中心に戦国時代に築かれた山城跡があちこちに残っている。山頂では、西国三十三観音霊場の石仏が出迎えてくれる。最近は、「日本百名山」の著者・深田久弥が旧制福井中学時代、頻繁に文殊山に登り、寝泊りする百名山の原点では?と注目されている。本堂内部から深田の落書きが見つかり「深田久弥 勉学・遊山の山」として脚光を浴びている。山頂からは、白山連峰、福井平野、日本海を一望できる。

小文殊(こもんじゅ)
別山とも言われ室堂が建ち聖観音菩薩が祀られている。室堂前には「天狗杉」と呼ばれる杉の大木がある。一帯は広場になっていて屋根付きの休憩所やトイレも完備、憩いの場になっている。小文殊の手前には文殊菩薩に捧げる文殊霊泉があるが、霊泉一帯には昔の僧坊跡が広がっている。

奥の院(おくのいん)
大汝(おおなんじ)ともいわれ堂宇には阿弥陀如来と大己貴神(おおなむち=大国主神)が祀られている。手前には、二つの巨岩が寄り添いトンネルを作っており「胎内くぐり」と呼ばれている。この岩を潜れば知恵も授かり、安産のご利益があるとされるが、邪心あるものが潜れば岩に挟まるとか吸い込まれると伝えられる。また、奥の院手前の鯖江・南井(なおい)コースには巨岩で出来た洞穴があり山婆が住んでいたという「山婆の岩洞」がある。お堂の裏手には二等三角点(350m)がある。


    
            ※一部、楞厳寺で配布されている資料「越前文殊」から引用させていただきました。

 アドバイス!
 文殊山下山の途中では、決して振り返ってはいけないという言い伝えがあります。振り返ってしまうと、神様の罰が当たって、せっかく授かった知恵がなくなってしまうと言われています。




平成26年2月23日の文殊山の様子
  (春たんぼでの一般的な行路をアルバム化してありますので参考にどうぞ)

 


 

「おすすめの季節」

 
雪上ハイキングも兼ねれば、一年中楽しめますが、雪解けあとの
3月末から4月中旬のカタクリの花が大群落をつくる時期がおすすめです。

 カタクリの開花状況はこちら

                       


「お手洗いの場所」

 
      


「文殊山までの所要時間は」

 

   所要時間の目安は

 春たんぼ会場〜大正寺登山口 約30

 

 大正寺登山口〜小文殊      約45分

 小文殊〜大文殊          約15分

 (小文殊〜展望台)       (約5分)

 (展望台〜大文殊)       (約10)

 大文殊〜奥の院         約20分

各登山口からの所要時間(目安)  

                                       単位(分)
   小文殊  大文殊  奥の院
 大正寺  45  60  80
 南井  50  45  45
 四方谷  85  70  50
酒清水(橋立)  95  80  60
 角原  40  45  75
 二上  45  60  80
楞厳寺(大村)   50   65    85
西袋(岩題目) 45  60   80


「文殊山登山道」 
 登山道は数多くありますが主なコースは以下の通りです。 小文殊〜奥の院は、大正寺コースに掲載してあります。

 ↓コースクリックで登山道の写真が確認できます。

 大正寺コース  鯖江市側から一番の人気コースで整備も行き届いています。
 南井コース  道は狭く急な上り坂が続きますが、見どころの多いコースです。
 四方谷コース  道は狭く、はじめは急峻な上りが続きます。橋立コースと合流後、奥の院にたどり着きます。
 酒清水コース  酒清水がスタート地点。四方谷コース同様、カタクリの見物が目的であればおすすめです。
 角原コース  急峻な上りが続き、見どころといったものはありませんが、大文殊へは最短で到着します。
 半田コース  二上コースと合流するコースで、北陸自動車道の半田トンネル横が登山口です。
 二上コース  文殊山でもっとも整備がされ、一番の登山客でにぎわうコースです。
 楞厳寺コース  急な坂のない登りやすいコースで表参道ともいわれています。スタート地点は楞厳寺横です。
 西袋コース  駐車場の整備はなく、登山者もあまり見かけません。
 他にも、徳尾青葉台(吉谷)北山帆谷などの登山コースがありますが、いずれも道中他のコースと合流します。(コース名をクリックすると、入口付近の写真が見られます。)



写真をクリックすると、拡大します。
青で示したコース以外は、廃路状態、あるいは危険箇所が存在したり迷う可能性があり、おすすめできませんので表示しておりません。



「登山道の位置とおすすめ度」 ↓登山口をクリックすると、Googleマップの登山道付近にリンクします。

  @大正寺  ストリートビュー  ★★★★   G半田  ストリートビュー  ★★
  A南井  ストリートビュー  ★★★   H二上  ストリートビュー  ★★★★★
  B四方谷  ストリートビュー  ★★★   I帆谷  ストリートビュー  ★★
  C吉谷  ストリートビュー     J北山  ストリートビュー  ★★
  D酒清水(橋立  ストリートビュー  ★★   K楞厳寺(大村)  ストリートビュー  ★★★★★
  E徳尾  ストリートビュー     L西袋(岩題目)  ストリートビュー  ★★★
   F角原  ストリートビュー  ★★★★    
  
おすすめ度は、頂上までの距離や整備状況・駐車場の有無などを加味しましたが、あくまでHP製作者の主観で判断したものです。

 

 南井登山口及び、楞厳寺からの高度と目安時間例


「登山道までのアクセス」  

 公共交通機関は、ハピラインふくい北鯖江駅から鯖江市コミュニティーバス「つつじバス」をご利用ください。一乗車100円です。


  行 き  片上・中河線   ハピラインふくい北鯖江駅  8:10発 大正寺 8:28 南井 8:29  四方谷 8:31 (土・日・祝日 運休)

  行 き  片上・中河線   ハピラインふくい北鯖江駅  10:35発 大正寺 10:53 南井 10:54  四方谷 10:56

  行 き  片上・中河線   ハピラインふくい北鯖江駅  11:40発 四方谷 11:51 南井 11:53 大正寺 11:54 

  行 き  片上・中河線   ハピラインふくい北鯖江駅  13:40発 四方谷 13:51 南井 13:53 大正寺 13:54 

  帰 り  片上・中河線   大正寺 10:53  南井 10:54 四方谷 10:56  ハピラインふくい北鯖江駅 11:06着

  帰 り  片上・中河線   四方谷 11:51  南井 11:53 大正寺 11:54  ハピラインふくい北鯖江駅 12:11


  帰 り  片上・中河線   四方谷 13:51  南井 13:53 大正寺 13:54  ハピラインふくい北鯖江駅 14:11着

  帰 り  片上・中河線   四方谷 16:51  南井 16:53 大正寺 16:54  ハピラインふくい北鯖江駅 17:11着 



鯖江市側からの文殊山

 

               



  第26回春たんぼ当日の文殊山の様子
 





画像をクリックすると写真が見られます


  

 





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